207エーカーの届け出区画が、25%減反して、5万ドルの補償金をもらう過不足のない区画面積という計算になります。
ただし、減反率が25%より大幅に増えると、過不足なしの区画面積は207エーカーより増え、250エーカーに近づくわけで、彼の区画割りにはそれなりの意味があるのです。
彼は、250エーカーの区画にし、実際には207エーカーに対する155エーカーにしか作付けしていないのです。
よって、彼1人の全体の収支黒字は、1エーカーあたりの黒字122・5ドルの155倍をすればよいことになります。
すなわち1万8987ドル、約1万9000ドルです。
これは自分の労働費も引いたあとの粗利ではありますが、機械や施設に対する設備投資のための積み立てなどを考えると、不十分な額でしかないでしょう。
もちろん、彼の2人の弟にも、会社にも同額の利益が出る(別に6区画の賃貸利益もある)にしても、です。
大規模農業といっても、アメリカのコメ専業農家の経営は、徹底した機械化によるダイナミックな農作業とは裏腹に、予想以上に厳しい、というのが実情のようです。